久々

こっちに書くのは久々だ。見返してみると、いやぁ黒歴史の塊だなぁ。まあ多分何書いても黒歴史と思っちゃうんだろうけど。私はいわゆるリセット癖がある人間だと思う。Twitterのアカウントを消したり、新しいツールで自分語りをまたやり始めたり。友達もそう…

たまねぎ

私の顔ってかわいいでしょ?かわいいわよね?知ってる。だってかわいいもの。でもね、時々よくわからなくなるの。私は本当に心の底から自分の顔をかわいいと思っているのか。例えば、あなたが私に「かわいい」と言ってくださる。そんな時、私は今まで自分に…

せんすいかん

最近お話を書いている。「お話」と形容するのはなんだか、「脚本」だとか「小説」だとか、そういうカテゴリに収めるには少しみっともない文章なんじゃないかという遠慮からきている。少し幼稚な言葉だけど、自分にとってはそれが等身大でちょうどいいと感じ…

わかれ

電車で乗り合わせた乗客。決して交わることが無い。私らはつまりそんなものだ。たまたま乗り合わせただけ。無理に分かり合おうとしなくていいんじゃないか。誰もが納得出来るわけがない。誰からも好かれるわけじゃない。ショートケーキや唐揚げが嫌いな人が…

ショートケーキ

アンティークなカフェに来ている。他のお客さんはおそらくお金には困っていないおばさまばかりだ。静か、ではない。むしろ声が大きい優雅なおしゃべりと、店内に流れるクラシックが不釣り合いなくらいだ。私のキーボートを打つ音もうるさいだろう。ショート…

あやとり

真っ暗だ。何も見えない。ピアノを引き続き弾いても、ところどころ間違えて不協和音を奏でることしかできない。少し楽しくなって、やがて飽きてしまった。床に転がっているスマホを取り上げ、ポケットにしまい、部屋から出た。廊下も真っ暗だ。ブレーカーで…

ひみつへいき

私「予言って当たるのかな」 僕「聞かないでよ」 私「私らが生まれる前にも世界が滅ぶって予言があったらしいけど」 僕「じゃあここは天国じゃない?」 私「かもね」 僕「いやつっこんでよ」 私「死にたくないな」 僕「知らないよ」 私「…​…​だって、予言が…

宣戦布告

僕「インスタってさ」私「うん」僕「ウザくない?」私「出た出た、自分はマイノリティー主張」僕「わざわざ幸せアピールしなくていいじゃん」私「別にアピールはしてなくない?」僕「なんで?」私「思っちゃうだけでしょ」僕「絶対違う」私「インスタやって…

咲く時

「嫌いなの」 君は泣きながら言った。 僕は黙って聞いていた。 2人で公園のブランコに並んで座っていた。 「あの子も、何もかも」 君は鼻声だった。 僕は黙って聞いていた。 「ねえ、あなたも嫌いなんでしょう」 僕は黙って聞いていた。 「私のことも嫌いな…

散り際

「好き」 黒板消していた時だった。 「好き」 僕は手を止めずに聞く。 「好き」 作業を進める。 ほんの少し白い黒板を眺める。 僕はリュックを背負って帰る。 あとから君が着いてきた。 2人で並んで廊下を歩く。 窓からオレンジ色の光が差し込んでいる。 校…

たばねるもの

いくらキツく結んだところで、片方が遠くへいけば簡単に解けてしまう。緩くしたつもりなのにいつしか固く結ばれていたり、切れてしまったり。不格好なサマが滑稽で、関係そのものに名前をつけた先人を恨みたくなるほど、複雑に絡み合ったりする。綺麗に結ば…

水の中からはじまり

内股で真っ直ぐ歩き、長く濃い藍色のスカートをふわふわと揺らしながら、白いブラウスの裾を垂らしながら、長いガラス張りの水中トンネルの中を歩く。ガラスの向こうでは、白黒の美しい模様を身につけた鯱が私を見つめる。 「楽しいか」 鯱は問いかけた。 私…

なかよし

私たちは永遠にわかりあえることなんかないんじゃないか。 時々、いやかなりの頻度で思う。 「明るい」という言葉に対しても、人によって想像する「明るさ」は違う。 太陽の明るさか PCの画面の明るさか ロウソクの火の明るさか 自室の電気の明るさか 柔らか…

ちいさなひかり

自分の夢について、もう少し詳しく書こうと思う。 こういうのは「熱く夢に向かってるアピール」のようで、実は好きではない。 でも、知って欲しいっていう自己顕示欲も凄まじいのも私の性分なので 脚本家になりたい。 最初は役者だった。でも、お金も時間も…

ゆめみがち

最近ハマってる曲がある 「命に嫌われている。」 命を擬人化したようなタイトルがまず好みだった。そして歌詞そのものがまるで私を語っているんじゃないかってぐらいに共感できた。 私は軽々しく「死にたい」と口にしていた時期があった。いくら芸能人が亡く…

いきたい

最近どうしても上手くいかないと思うことが多くなってきた。 大人になるにつれて、思い通りにいかないこと、嫌いなものが増えていく。 言いたいことは増えていくけど、言えないことも増えていく。 自分が思ってもいないことを言葉にして嘘にする。 張り付い…

白い手紙

卒業式のあとの話 女「卒業式で卒業証書を破くの、ちょっと憧れてたんだよね」男「普通じゃないなそれ」女「そう、普通じゃないからやってみたかった。ほら、私ってまじめじゃない?」男「いや、授業中寝てただろ……」女「そうじゃなくてさ、なんか思い切って…

追憶

3.11 私の人生の分岐点を作った日だった。 原発事故で私の人生は大きく変わった。 私は福島県出身だ。 私の住んでいた町ももちろん放射能汚染の被害にあった。 当時の私は中学生で、それがどれほど大きい出来事かいまいち理解できなかった。 けれど、外に出…

きりとりせん

自分を他人と思いたい。 よくそう思う。前にも話したが、私は私が嫌いだ。できることなら、自分がいなくなればいいのにと思う。けれど、いくら考えても自分はやっぱり自分で、笑っても泣いても怒っても楽しくても辛くても幸せでも、私はやっぱり私なのだ。 …

砂で作られた面会室にて

ガラスの壁で隔てられた面会室 そこで「私」と「わたし」は静かに見つめあっては、お互いに怒りを内包していた。 ガラス越しにその怒りの声を聞いては聞き取れなくて苛まれ、そうして一緒に喚き散らしては疲れ果てて寄り添うように寝る。 寝ている間は顔を合…

わずらい

声を大にして好きと言いたいアーティストがいます。 米津玄師(よねづけんし) 米津さん本人も初見殺しトラップと言ってる本名だけど、アーティストになるために生まれてきたような名前で面白いなぁと思う。かっこいい。彼はとにかくかっこいい。自分の弱さを…

うそつき

寒い。 吐きそうなくらい寒い。 私は東北出身ですが、寒さにはめっぽう弱いです。好きな季節は秋なんですけど、その隣にいる冬はあまり好きでない。秋は独りでいることを許させれているような気がするのに、何故か冬は許されてないような気がします。夏も同…

ふく

服がほしい 服がほしいなぁ 最近よく思う。私はこう「私は女の子です!」と主張するようなファッションがちょっと苦手。そういうファッションもできるけど、似合ってるかどうかが自信ない。 服というのはその人の人格や地位などが目に見えてわかるもので、案…

よわっちい

はじめまして、こんにちは 一応この場所ではノアと名乗ります。 どっかの大学生です。性別は女 紙の舟という名前のブログを作ったけど、なんで紙の舟なんでしょうね?多分、水に浮かせてもすぐに沈むだろうし、砂の上に乗せても埋まってしまいそうだし、なん…