いきたい
最近どうしても上手くいかないと思うことが多くなってきた。
大人になるにつれて、思い通りにいかないこと、嫌いなものが増えていく。
言いたいことは増えていくけど、言えないことも増えていく。
自分が思ってもいないことを言葉にして嘘にする。
張り付いたような笑顔で人と接する。
そんな機会が、高校生の頃よりもずっと増えた。あの頃の私は、きっと何も考えていなかったわけじゃなかった。今よりも情報が少なかったんだ。
今は、膨大な量の情報を前に立ちすくむことしかできない。違いはそれだけだ。それだけだけど、どうしてか足が震えて前に進めない。
生きるのが怖くなったのはいつからか。
死ぬのが怖いと強く思うようになったのはいつからか。
私は私自身をずっと嫌いでいた。そうすれば、何かが変わるんじゃないか、理想の私になれるんじゃないかとずっと信じていた。
でも実際は、惨めな自分を許せなくなるだけだった。自分に対する怒りがそこにずっと留まるだけだった。いつしか、安定しなくなった私の心は、黒い液体を身体から垂れ流すようになった。
変化を求めるのは良くないのでしょうか。幸せを求めるのは良くないのでしょうか。
私は弱い人間だ。変わろうとして、結局何も変われていない。弱くて何もできない人間だ。
生きる意味なんか生まれた時から既にないのかもしれない。死ぬまで生きているだけで、こんなに苦しくて辛くて泣きながら過ごすのが嫌になる時もある。
それでも私の中の何かが私に「生きろ」と叫び続けている。
だから生きているのかもしれない